今回は、少しディープです。
10年以上前です。
とある40代前後の男性の法人化をお手伝いしました。
(その時、私は30才前後です)
看護士として上京してきて働かれている方でしたが、投資の方で成果が出せるようになったので法人化をしたいとのこと。
どうやら離れて暮らす親の介護のため、現職を辞めて実家に戻らざるを得ないようでした。
とても家族思いで礼儀正しい方でした。
少なくとも、複数回の打ち合わせやメール・電話のやり取りにおいて、この方に悪いイメージを持ったことはなかったです。
しかし1年半後、事件にまで発展してしまいます。
後に分かったことを順に列挙します。
・介護に専念するために投資を学び、現職をやめた
・親を法人の代表として法人を設立
・実家に戻り、介護スタート
・その法人で大損する
・事件発生
これから介護に専念して親孝行していく矢先、実の親を殺めてしまったのです。
真相は分かりません。
介護で疲労困憊の状況にあったということと、投資で大損してしまったことが関係している可能性があります。
警察からの電話でこれを知り、TVでもそれを何度も見るわけですが、当然、私どもに出来ることなどは何もなく現在に至ります。
今でも時折思い出しては、胸が締め付けられます。
あの時、介護と投資と設立のすべての情報を知っていたのはおそらく自分だけ。
何かできなかったのだろうか?
少なくとも今なら絶対に設立NGをお伝えする。
リスクを抱えてリスクに挑むのはハイリスクだからです。
簡単に未来を変えられるとは思っていません。
自分の未来を変えることでさえ相当ですが、他人の未来となると困難を極めます。
悔やまれるのは、自分の力不足により最善を尽くせなかったことです。
もうこんな想いにはさせたくない、したくない、
忘れずにサポートしていきます。
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