「好物に祟りなし」

好きで食べるものには、たとえ食べ過ぎても体に害はない という意味です。

これはやっぱり嘘です。
心にはとても健康的だと思いますけどね。


実は私、痛風プレイヤーになりました。

食べられるもの大体すべてが大好きで、そしてとにかく水分を取らない、塩分が好き、乳製品を取るとお腹を壊す ということで、たとえ栄養バランスが悪くなくともその根本が間違っているという、かなり偏った食生活をしてきました。
もうかれこれ45年間です。

話は数年前にまで遡ります。


サッカーの練習を子供としていて、その関連で親指の付け根を骨折しました。
厳密には、レントゲンは取らずそのまま自分で診断して治療を行いました。
骨折の場合、血抜きが必要な重症のケースもありますが、基本的には自分で治せます。当時、医者にいくだけ時間の無駄だと思ったのです。

そしてつい一か月前も…。

サッカーの練習を子供としていて、そこで再び親指の付け根を骨折しました。また数年前と同じ場所でした。

今回も、レントゲンは取らずそのまま自分で診断して治療を行おうと思いました。
折れやすくなっているのかな~もう年だからな~といつも通りの自分。

数年前のあの時と同じように、就寝前にしっかりと患部をアイシングしました。
しかし、朝起きたら逆に足の甲がパンパンに腫れあがっていました。(1.5倍くらい?)
思い返せば、なぜかアイシングすればするほど足が激痛に見舞われたことを思い出します。


今回の骨折は、家族にも強く言われたので、仕方なく整形外科に行くことにしました。
さてさて、自分の番で名前を呼ばれました。

整形外科の先生:「●●さん(私の名前)、尿酸値はどれくらい?」
        しかし、扉が開いて私の体を見るなりいきなり失礼じゃないか???笑
私:「え?尿酸値ですか?高いことしか把握していないです…」
整形外科の先生:「それではまず血液検査しましょうか」
私:「先生、骨折だと思うのでレントゲンも取って確認してほしいです」
整形外科の先生:「分かりました」

そして血液検査とレントゲン結果を受けてまた名前が呼ばれました。

整形外科の先生:「●●さん(私の名前)、痛風です」
私:「え?なんですかそれ??」
整形外科の先生:「●●さん(私の名前)、数年前も骨折の形跡が残ってないよ?ずっと痛風だよこれ」
私:「………」
私:「先生、本日はありがとうございました!」

という顛末です。
こっちは骨折希望で病院に行ったものの、痛風と診断されたので拍子抜けしてしまいました。

ちなみに、患部を冷やすと尿酸は結晶化が促進されるようなのでかなり逆効果だったようです。
あの時冷やさなければ骨折(痛風)にならなかったかもしれないのに(そんなわけない) とか往生際の悪い私がいたりします。


自分の不摂生により、連続在宅ワークは2週間にも及びました。
以降、乳製品や水分を取るようになりましたがトイレに行く回数がとても増えました。
また、馬鹿の一つ覚えですが、乳製品を摂取し過ぎて次は糖尿になるんじゃないか?という毎日です。

お恥ずかしながら今回は私の骨折希望ながら痛風を言い渡されたお話でした。